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ワクチン名 |
ときどき見られる副反応 |
注意が必要な副反応 |
受診の目安 |
定期接種
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ポリオ |
ほとんどありません。ごくまれに下痢や発熱が見られます。 |
450万人に1人の割合で、弛緩性の手足の麻痺が起こることがあります(自然に感染した場合、感染者の0.1~2%にまひが発生) |
手足を動かしにくそうにしている、首や背中がこわばる、動きが鈍いなどの症状が出たら、病院へ。 |
BCG |
接種部分に赤いポツポツができ、ジクジクしたり、うみを持つことがあります。1ヶ月くらいで自然なかさぶたになります。 |
100人に一人の割合で、わきの下のリンパ節が小指の先くらいの大きさにはれることがあります。大きくても2㎝大で、2~3ヶ月で自然に消滅します。 |
ごくまれに、はれたリンパ節の表面の皮膚に穴があき、海が出ることがあります。この場合は治療が必要。 |
三種混合
(DPT) |
10人に2人の割合で、接種部分にはれやしこりが見られます。回数を重ねるごとに強くなる傾向がありますが、まず心配はいりません。 |
接種後2~3日をピークに、腕全体がはれたり、発熱が見られることも(100人に3~4人の割合で、24時間以内に37.5℃以上の発熱です) |
うで全体がはれる、はれた部分を痛がる、38℃以上の発熱が見られる場合は、病院へ。 |
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接種後5~14日ごろ、約20%に37.5℃以上、数%に38.5℃以上の発熱、10~20%に軽い発疹が見られます。ほとんどが一過性です。 |
はしかにかかったときと同様、脳炎を発症させることも(合併症の頻度について/100万人に一人以下。自然感染した場合は1000人に一人の割合) |
発熱が2~3日続く、けいれん、嘔吐などが見られたら、病院へ |
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まれに軽い発疹や蕁麻疹、接種部位が赤くはれる、かゆみを感じる発熱、リンパ節のはれなどが見られます。 |
ごくまれなケースとして、急性血小板減少性紫斑病を起こすことも(合併層の頻度について/急性血小板減少性紫斑病は100万人に一人、自然感染した場合は2000~5000人に一人) |
紫斑が出た、高熱などの症状がある場合は、病院へ。 |
日本脳炎 |
2日以内に、発熱や発疹が10%以下。また、接種部位が赤く腫れたり、軽い痛みを感じることも。 |
きわめてまれに、脳炎や脳症を起すこともありますが、ワクチンとの因果関係は明らかになっていません。 |
高熱や呼吸困難などがあったら、すぐに病院へ。 |
任意接種 |
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まれに、発熱、発疹、接種部位の赤身やかゆみなどがみられることもあります。 |
特にありません |
発疹や水泡、発熱が2~3日続く、高熱が出た場合には病院へ。 |
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100人に一人の割合で、接種2~3週間後に熱が出る、耳の下が軽くはれることがありますが、自然に治ります。 |
まれに無菌性髄膜炎をおこすことがありますが、症状は比較的軽く、後遺症も残りません。(合併症の頻度について/1200人に一人の割合(0.08%)。自然感染した場合の発症率は3%) |
熱が下がらない、嘔吐、不機嫌な状態が続くときには病院へ |
インフルエンザ
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まれに接収部位が赤くはれたり、発熱、悪寒、頭痛、嘔吐といった症状が見られますが、重症化せず、2~3日で消えます。 |
ごくまれにアナフィラキシー様症状、けいれん(熱性けいれんを含む)を起すことも。
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高熱など心配な症状がある場合は、一度病院へ
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