散歩 |
暑いからといって家の中に閉じ込めておく必要はありませんが、出かける時間帯には配慮したいもの。高熱で直射日光の当たる場所で長時間遊ばせるのは、熱中症の原因になるので要注意。日中の気温の高い時間帯はなるべく避けるようにし、散歩や外遊びは午前中か夕方涼しくなってからにしましょう。生後3ヶ月ぐらいの月齢が低い赤ちゃんの場合は、涼しい時間帯でも短時間にとどめておいて。 |
直射日光 |
熱中症は、戸外で太陽の強い日差しに当たることが原因で起こるものなので、日差しを防ぐことが予防につながります。短時間の外出だからといってあなどらず、帽子をかぶらせて直射日光が当たらないようにしてください。ベビーカーでの散歩の際、ベビーカーにシェードがついているから安心というわけではありません。シェードで日差しを完全に防ぐことはできないので、ベビーカーに乗せるときも帽子をかぶらせるようにして。ママも帽子をかぶって家族みんなの習慣にしたいですね。 |
お出かけ |
夏はお出かけや旅行に出かけることも多いでしょうが、日程やスケジュールは赤ちゃん中心に組むことが大原則。大人であれば何ヶ所もまわれる場合でも、訪問先を少なめにして、赤ちゃんに無理をさせないことが大切です。たとえ予定を組んでいたとしても、当日の体調がよくなければ中止して。行く場shおにもよりますが、外出先でぐったりして、休ませても元気にならないときは思い切って家に引き返すほうがよいでしょう。 |
水分補給 |
汗やおしっこで水分がうばわれて、脱水を起しやすい赤ちゃん。外出するときは、こまめに水分補給することを忘れずに。水分は、母乳やミルクをはじめ、湯冷ましやお茶、ジュース、イオン飲料などなんでも構いません。冷たい飲み物を入れた水痘を持参してもいいですね。長くても1時間おきを目安に、暑いときは30分おきぐらいに水分補給を。量は赤ちゃんが欲しがるだけ十分に与えます。
車でのお出かけや行楽地でのレジャーなど、高温多湿の環境で過ごす場合や外出先で授乳スペースのことを心配せずに手軽に水分補給したいという場合には、市販のイオン飲料がおすすめ。イオン飲料は水分と同時にカリウムやナトリウムなどの電解質も補給できるので、脱水を防ぐために効果的です。 |
長時間 |
近所への散歩などではなく、ある程度の時間を暑い中で過ごすときは、途中、必ず涼しい場所で休ませてください。車で遠出する場合は、途中でドライブインなどに立ち寄り、休憩して水分補給をしましょう。また、膿や山など日差しの強い場所も注意が必要です。戸外では日陰にいるから大丈夫というわけにはいきません。外気の温度そのものが高いので、長時間外にいれば、それだけ体温が上がってしまうのです。時々、冷房の効いた涼しい室内で休ませて。 |
車の中 |
車はガラスや金属部分が多く、熱を吸収しやすい構造。窓を締め切った車内の温度はわずかな時間でも高温になりサウナ状態になってしまいます。そのうえ、チャイルドシートには熱がこもるので、赤ちゃんは汗びっしょりになることも。移動中、様子に注意するのはもちろんのこと、大人が車から出るときはちょっとの時間でも赤ちゃんを車の中に放置しないで! エアコンで冷房を入れている場合も油断は禁物。クーラーをいれていても車内は結構暑いので、水分補給と涼しい場所での休憩が必要です。 |
上着 |
日焼けを予防するために、体にはできるだけ直射日光をあてないようにしていもの。上着は長袖、可能ならボトムも丈が眺めのものを着せれば、その分紫外線防止効果を高めることができます。ただし、夏は暑いので風通しのおいものを選びましょう。汗の吸収のことも考えると、薄手の木綿素材が涼しくておすすめです。身体にぴったりしたデザインだと、暑いでしょうから、多少サイズが大きめでもゆったりしたデザインのものを着せてあげて |
ベビーカー |
赤ちゃんの小さな体にとって赤くなるほどの日焼けは危険。痛みをともなうだけでなく、紫外線を浴びた分だけその害が身体に蓄積されます。だから、夏の日差しから肌を守ってあげる工夫が必要。シェードつきのベビーカーであれば、シェードをかぶせて紫外線をガードするといいでしょう。そうでなければ、日よけをつけてください。ただし、それだけで日差しを100%防ぐことはできないので、日焼け止めや帽子も併用して。 |
日陰 |
太陽が照っている日でも日陰に入ると涼しいもの。熱中症の予防にもなりますが、紫外線対策のためにも木陰で遊ばせるようにしたいですね。また、紫外線の反射にも注意してください。照り返しの強いコンクリート舗装の場所や周囲をコンクリート塀で囲まれた場所はなるべく避けて、芝生や地面であそばせるようにしましょう。散歩のときも並木の木陰や商店街のアーケードなど、屋根のある道を選んで歩けば、紫外線をブロックできます。 |
日焼け |
日焼けはやけどと同じなので、日に焼けて赤くなったら、まず冷やすことが大切です。清潔なぬれガーゼを当てて冷やしてあげましょう。赤ちゃん用の肌をひんやりさせるローションを使ってもOK。赤くなった部分をそのままにして、皮がむけた場合は、もう熱傷がおさまっているということなので、特にケアは必要ありません。 |
車の窓 |
紫外線にはガラス窓でカットされるものとガラスを透過するものとがあります。厚さ予防のためにも窓ガラスには日よけをつけておきましょう。吸盤つきのサンシェードをつけたり、ガラスに紫外線防止フィルムをはるなど、市販の便利グッズを上手に利用して。細菌は窓ガラスに内側から塗るタイプの紫外線防止剤もあります。また、移動中に日差しの向きが変わることもあるので、日がさしたら帽子をかぶらせるというのも一つの方法です。
帽子をかぶると、顔に当たる紫外線を防ぐことができるだけでなく、首筋に当たる直射日光もさえぎrことができます。夏のお出かけには必需品といえるでしょう。つばの広い帽子のほうが遮光する範囲が広いのでおすすめです。素材は木綿などの風通しのいいものを選んでください。木綿でも暑い中、しばらく帽子をかぶっていると蒸れてくるでしょうから、まめに様子を診ながら、頭に汗をかいたらふいてあげるようにします。帽子が嫌いな赤ちゃんの場合は、ママが抱っこして日傘をさすなどの工夫を。 |
日焼け止め |
日焼けを防ぐ最も手軽な方法は、日焼け止め用品を利用すること。ママの中には、日焼け止めを塗ることで逆に肌が荒れてしまうことを心配する方もいますが、日焼けの害を考えればUV対策はおろそかにできません。いろいろな商品が出回っているので、赤ちゃん用を選べば問題ないはず。ただし、肌の弱い赤ちゃんの場合は、あらかじめ腕などの一部に縫って肌に合うかテストしてから使用して。
日焼け止めは皮膚が衣服で覆われていない部分にしっかり塗ってあげましょう。鼻や首周り、肩や手の甲などは、特に忘れやすいので要注意。
紫外線は雲を通過するので、曇りの日でも紫外線対策は必要です。曇りの日で短時間の外出であっても油断はできません。日焼け止めを塗る、帽子をかぶる、遮光するなどの方法で、紫外線をブロックしましょう。天気にかかわらず、日焼け止めを塗ることをお出かけ前の習慣にするのが理想的。
赤ちゃん用の日焼け止めは大人用化粧品と違い、よりやさしい成分を使っているので、肌につけたものを少量なめてしまった程度であれば、まず問題はありません。ただし、本来は口に入れないほうがいいものなので、大量に誤飲しないように注意しましょう。普段は手の届かない場所で保管することを忘れずに。 |