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上手な飲ませ方 ●薬の種類 ・シロップ・液体飲み薬 ・粉薬 ・漢方薬 ・坐薬・浣腸剤 ・点眼薬・点耳薬 ・塗り薬 ・はり薬 ●薬の目的 解熱鎮痛薬・抗生物質・鎮咳薬・去痰薬・気管支拡張薬・抗ヒスタミン薬・消炎酵素薬・抗ウイルス薬・抗けいれん薬・下痢止め・便秘薬・吐き気止め・乳糖分解酵素・鉄剤・総合感冒薬・抗アレルギー薬・ステロイド薬入り軟膏・非ステロイド系抗炎症薬入り軟膏・抗ヒスタミン薬入り軟膏・抗真菌薬入り軟膏・抗ウイルス薬入り軟膏・抗生物質入り軟膏・皮膚保護薬・保湿薬・点耳薬・点眼薬・眼軟膏・口内用の薬
赤ちゃんの病気は、突然始まることがほとんどです。病気の進み方も大人に比べてとても速いですし、悪化するときもあっという間。ですから変だなと思ったら、受診を先延ばしにしないことが大切です。夜中に様態が急変することもしばしばなので、昼間の診療時間内に、必ず一度は受診しておきましょう。 そのためにも、近所にかかりつけの小児科を確保しておくのが大切です。地域の、夜間や休日の診療体制もチェックしておいてください。
ヘルパンギーナは、発熱で始まることがほとんどです。熱は高く、39度、ときには40度にもなります。 同時に、のどの入り口、咽頭のあたりに小さな水泡が数個〜十数個でき、その周辺が赤くなります。最初は1oくらいの大きさですが、2〜3日で2〜3oくらいになり、つぶれて潰瘍になります。 高熱とのどの痛み以外の症状は軽くてあまり心配のない病気ですが、問題は、カイヨウがひどくしみて、ものを飲み込むときとても痛いことです。唾液を飲みこむことができなくなり、よだれが多くなったり、過敏な子は吐きやすくなることもあります。もちろん、離乳食などを与えようとしても、ぐずっていやがるでしょう。 それでも高熱は2〜3日で下がり、カイヨウも1週間ほどで治ります。のどのひどい痛みも最初の数日だけ。ですからこの間は離乳食も無理強いをせず、スープやとろみのあるものなど、のどごしのよいメニューを用意してあげてください。たとえ2〜3日食欲が落ちても、水分がとれていれば心配はありません。
熱が高いのにもかかわらず、のどが痛くてミルクやおぱいはもちろん、白湯なども飲めないというときは、脱水症が心配です。おしっこがいつもより量・回数とも少ない、◎一日、水分がとれてない、唇がかさついてきたなどというときは赤信号。急いで小児科を受診しましょう。点滴などで、水分を補給する必要があります。もっとも、ヘルパンギーナでは、点滴をひつようとするような脱水は、あまり起きないものです。 熱は高いけれど比較的全身状態はよく、あまり心配のない病気といえます。熱が出た時点で小児科を受診し、ヘルパンギーナと診断がついたら、あとはゆっくり自宅でケアしてあげましょう。このウイルスに効果的な薬はないため、薬も特に処方されないこともあります。
・解熱鎮痛薬 ・消炎酵素薬
1章 気になる症状チェック&ケア(病気のチェックポイント;熱が出た;けいれんが起きた ほか)2章 子どもがかりやすい病気(かぜ(かぜ症候群);インフルエンザ;ヘルパンギーナ ほか)3章 知っておきたい基礎知識(病院のかかり方;受診のポイント;薬の注意点 ほか)赤ちゃんや幼児が起こしやすい症状について、気になることをQ&A方式でまとめた他、子どもがかかりやすい病気の症状、原因、治療法をわかりやすく解説。病院のかかり方など、知っておきたい基礎知識も紹介。
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