原因はウィルス感染で2回かかることも
原因は、7~8割のケースであるヒトヘルペスウィルス6型というウィルスです。2回経験する子もいますが、これは6型の兄弟で、2回目は症状が軽いヒトヘルペスウィルス7型に感染したためだと考えられます。突然7型から感染する子は少ないようです。
38~40度の発熱がある
1週間から10日ほどの潜伏期間を経て、突然38度以上の発熱で発症します。その日のうちに40度近くまで熱が出ることもあり、熱は3~4日続きます。まわりに誰もかぜをひいた人がいないのに突然高熱が出た、という場合は突発性発疹の可能性があります。
熱が下がると発疹がでます
熱が下がって半日から1日ほどたち、ほっとしているころに発疹がポツポツ。おなかと背中だけという子もいれば、体全体に広がる子もいます。しかし、発疹自体はかゆくはありません。このころになると感染力も弱まるため、他の子にうつす心配も少ないでしょう。
風邪やはしかとまちがえやすい
突然高熱で発症するため、かぜやはしかと間違えることがありますが、のどや鼻の症状はありません。口の中に永山斑という小さな赤い斑点があることが大きな違いですが、実際には医師でも見分けにくく、発疹が出ないと診断がつかなことがほとんどです。
6ヶ月~2歳までに多いオールシーズンの病気
かぜやインフルエンザは冬の流行期に感染しやすくなりますが、突発性発疹は季節に関係なく発症します。感染する年齢は6ヶ月から2歳までの間がほとんどです。中にはこの病気に感染しなかったり、かかっても目立った症状があらわれず、感染に気付かない場合もあります。
高熱のわりに赤ちゃんは元気
40度近い熱がでていても赤ちゃんはけろっとしていることが多いのが特徴で、元気におもちゃで遊ぶ子も多いようです。しかし、中には下痢をしたり食欲がなかったりという子もいますし、風邪の症状を伴う場合には声がかすれたり、せきをしたりという子もいます。 |