薬のこと |
受診から薬をもらうまで
薬をもらってから
上手な飲ませ方
●薬の種類
・シロップ・液体飲み薬
・粉薬
・漢方薬
・坐薬・浣腸剤
・点眼薬・点耳薬
・塗り薬
・はり薬
●薬の目的
解熱鎮痛薬・抗生物質・鎮咳薬・去痰薬・気管支拡張薬・抗ヒスタミン薬・消炎酵素薬・抗ウイルス薬・抗けいれん薬・下痢止め・便秘薬・吐き気止め・乳糖分解酵素・鉄剤・総合感冒薬・抗アレルギー薬・ステロイド薬入り軟膏・非ステロイド系抗炎症薬入り軟膏・抗ヒスタミン薬入り軟膏・抗真菌薬入り軟膏・抗ウイルス薬入り軟膏・抗生物質入り軟膏・皮膚保護薬・保湿薬・点耳薬・点眼薬・眼軟膏・口内用の薬 |
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昼間のうちに必ず一度受診して |
赤ちゃんの病気は、突然始まることがほとんどです。病気の進み方も大人に比べてとても速いですし、悪化するときもあっという間。ですから変だなと思ったら、受診を先延ばしにしないことが大切です。夜中に様態が急変することもしばしばなので、昼間の診療時間内に、必ず一度は受診しておきましょう。
そのためにも、近所にかかりつけの小児科を確保しておくのが大切です。地域の、夜間や休日の診療体制もチェックしておいてください。
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麻疹 年間50人前後の子がなくなります。1歳過ぎたら予防接種を。 |
死亡率も高い怖い病気 |
風疹と違い、はしかはとても怖い病気です。原因ははしかウイルスですが、伝染力も強く、年間50人前後の赤ちゃんがはしかで亡くなっています。
かかりやすいのは1~6歳の時期ですが、1歳前の赤ちゃんでも感染の危険はあります。1歳のお誕生日を迎えたら、ぜひ予防接種を受けてください。
以前は冬に少なく夏に多いといわれましたが、最近は季節を問わずかかる病気です。 |
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最初はかぜに似た症状 |
最初は38℃以上の発熱や鼻水、せきなどかぜに似た症状から始まります。眼が充血し、目やにがでたり、口の中が真っ赤になって荒れてきます。
熱は2~3日つづいたあといったん下がり、同時くらいに口の中に小さな灰白色のポツポツが数個~数十個あらわれます。これはコプリック斑といって、はしかに特有の症状。
下がりかけた熱は再び上がり始め、今度は赤く盛り上がった発疹が全身に広がります。
発症後4~6日目は、つらさもピーク。熱もありますし、口の中は荒れ、顔がはれ、激しいせきで子供はぐったりします。でもウイルスが原因の病気なので特効薬はありません。
熱が下がり、完全に回復するまでは10日~2週間ほどかかることが多いようです。はしかのあとはほかの感染症にかかりやすい状態なので、無理をさせないようにしましょう。
直接麻疹ウイルスに効く薬はないので、症状を和らげる薬を処方します。はしかだと診断がつけば、消炎酵素薬と抗ヒスタミン薬を処方します。せきがひどい場合は、鎮咳薬・去痰薬、熱が高い場合は、解熱薬を服用します。また、体力低下が著しい場合などは、合併症などの二次感染を防ぐために、抗生物質を使用することもあります。
・消炎酵素薬
・抗ヒスタミン薬
・解熱鎮痛薬
・鎮咳薬・去痰薬
・抗生物質
予防接種
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ホームケアのポイント |
体力の消耗に注意して完全に治るまで安静に
十分な水分補給と消化がよくて栄養価が高いものを与えて安静に。赤ちゃんにはつらい病気なので、1歳以降になるべく早く予防接種を受けましょう。 |
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