アレルギーの薬
よく含まれる成分はマイレン酸クロルフェニラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、塩酸フェニブロパノールアミン、ベラドンナ総アルカロイドなど。いずれも母親にはほとんど影響がありません。
風邪薬
総合感冒薬にはアセトアミノフェンやイソプロピルアンチピリン、塩化リゾチームなどが配合されています。せきや鼻水を抑える薬にはリン酸ジヒドロコデインなどが。3〜4日程度の服用であればとくに問題はありません。
解熱鎮痛薬
生理痛や頭痛のときにのみたい解熱鎮痛薬はイブプロフェンやアセトアミノフェン、イソプロピルアンチピリン、エテンザミドなどが代表的な成分です。いずれも数回程度の服用であれば母乳への影響はありません。
胃腸薬・便秘薬
ロートエキスは胃腸薬によく使われる成分ですが、母乳の分泌を抑える働きがあるため常用は避けて。1〜2回の服用なら大丈夫でしょう。ビサコジルは便秘薬によく使われる成分で、服用しても母乳に移行する量は微量です。
漢方薬
漢方薬は自然の生薬や生薬エキス類を配合して作られる薬です。葛根、麻黄、甘草、桂皮などが有名です。複数の薬を併用したり、長期間常用しなければ、母乳への影響はとくにありません。 |