スキンケアと軟膏療法と内服療法を行います。軟膏は、保湿薬と非ステロイド系抗炎症薬入り軟膏を基本にしますが、症状によってはステロイド薬入り軟膏をしようする場合もあります。目の周りは、こすって目に入る危険があるので、眼軟膏が処方されることがあります。内服薬としては、かゆみを抑える抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬が使われます。また、アトピー性皮膚炎の皮膚には、雑菌やカビが付着しやすいために、消毒薬としてイソジン液などが処方されます。
蕁麻疹は、突然皮膚に表れる、赤く盛り上がった、強いかゆみのある発疹です。アレルギー反応の一つで、数時間後に消えることがほとんどですが、まれに呼吸困難など激しい症状を起すこともあります。
卵など食べ物によるものもありますが、それでも自己判断による食事制限は禁物です。専門医の診断をあおいでから対策を考えましょう。
・保湿薬・皮膚保護薬
・非ステロイド系抗炎症薬入り軟膏
・抗ヒスタミン薬
・抗アレルギー薬
・ステロイド薬入り軟膏
・消毒液
洗ったあとは水分の残っているうちに保湿剤を
入浴後は肌を軽くたたくようにして水分をふきとり、肌がしっとりとしているうちに保湿剤(ローションやワセリンなど)を塗ります。 |
食事や授乳の前、口のまわりをワセリンで保護
よだれやたべこぼしがつきやすい口のまわり。授乳や食事の前にあらかじめワセリンを塗って保護し、食後乾いたタオルなどで汚れをふきとってあげればOKです。 |
お風呂のお湯はぬるめに。夏はシャワーでもOK。
熱いお湯につかるとかゆみが増します。お風呂のお湯は38℃ぐらいのぬるめに調節して。夏はシャワーだけでもかまいません。 |
シャンプー、石鹸は低刺激のものを
アトピー性皮膚炎の場合はシャンプー、石鹸などは皮脂分をとりすぎず、香料が入っていない低刺激のものを使うとよいでしょう。 |
かきこわさないよう、赤ちゃんの爪は短く
患部をかきこわすと湿疹が悪化するだけでなく、とびひなど他の肌トラブルを引き起こす原因にも。つめは短く切り、できればやすりなどで丸く整えてあげましょう。 |
かゆがるときは、ぬれタオルなどを当てて冷やしてあげる
かゆがるときは、ぬれたタオルやガーゼを当てて冷やしてげましょう。しばらくかゆみがやわらぎます。 |
症状がひどいときは薬を上手に使う
塗り薬は清潔な肌に、肌が光って見える程度の分量を塗るのが目安です。 |
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