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上手な飲ませ方 ●薬の種類 ・シロップ・液体飲み薬 ・粉薬 ・漢方薬 ・坐薬・浣腸剤 ・点眼薬・点耳薬 ・塗り薬 ・はり薬 ●薬の目的 解熱鎮痛薬・抗生物質・鎮咳薬・去痰薬・気管支拡張薬・抗ヒスタミン薬・消炎酵素薬・抗ウイルス薬・抗けいれん薬・下痢止め・便秘薬・吐き気止め・乳糖分解酵素・鉄剤・総合感冒薬・抗アレルギー薬・ステロイド薬入り軟膏・非ステロイド系抗炎症薬入り軟膏・抗ヒスタミン薬入り軟膏・抗真菌薬入り軟膏・抗ウイルス薬入り軟膏・抗生物質入り軟膏・皮膚保護薬・保湿薬・点耳薬・点眼薬・眼軟膏・口内用の薬
赤ちゃんの病気は、突然始まることがほとんどです。病気の進み方も大人に比べてとても速いですし、悪化するときもあっという間。ですから変だなと思ったら、受診を先延ばしにしないことが大切です。夜中に様態が急変することもしばしばなので、昼間の診療時間内に、必ず一度は受診しておきましょう。 そのためにも、近所にかかりつけの小児科を確保しておくのが大切です。地域の、夜間や休日の診療体制もチェックしておいてください。
気管支炎は、かぜのウイルスや細菌により気管支が炎症を起す病気です。かぜをこじらせて気管支炎になるというケースが多いですね。枝分かれした気管支の先の部分にまで炎症が進んだときは細気管支炎といいます。 特徴は、たんがからんだようなゴホゴホという湿った重いせきをすることです。一日中せきが止まらず、数日たってもおさまらないときも、気管支炎が疑われます。息がしづらく、ときには呼吸困難になることもあります。かぜをひき、呼吸の様子が苦しそうなとき、呼吸が小刻みに速くなるような様子が見られたら、急いで小児科を受診しましょう。
気管支炎も細気管支炎も2歳未満の子に起こりやすい病気ですが、細気管支炎の場合、特に多いのは生後6ヶ月までの赤ちゃんです。細気管支炎が未発達なので、ウイルスも侵入しやすいのですね。 夏かぜの場合、せきもあまりひどくならないのが一般的で、どちらかといえば冬にかぜをひいたときに怒りやすい病気です。でも小さな赤ちゃんは呼吸困難や脱水を起しやすいので、かぜをひいたときは悪化させないように気をつけましょう。また、中には細菌が原因の気管支炎もありますので、せきがつづくときは受診してください。
炎症が肺にまでおよんでしまったのが肺炎です。やはり、かぜの炎症を肺に進ませてしまうのが、一番多いパターン。 主な症状は、38~40度の高熱と、はげしいせきです。せきはたんのからんだゴホゴホという音になります。気管支炎と区別しにくいのですが、肺のX線撮影をすれば、すぐ診断がつきます。 けれど、月齢の低い赤ちゃんは熱やせきなどの症状がはっきりとあらわれない場合もあります。急に高熱を出し、受診したらいきなり肺炎と診断されることもしばしばです。 いずれにしても、おかしいなと思ったら、早めに小児科を受診することが大切ですね。はしかの合併症としての肺炎などは、命にかかわることもあります。肺炎の疑いがあるときは入院治療になります。 なお、かぜなど、ウイルスが原因の肺炎のほか、細菌が原因の肺炎もあります。こちらは重症になりやすいので、やはり急いで受診しましょう。
・鎮咳薬・去痰薬 ・気管支拡張薬 ・抗生物質
空気の乾燥を防ぎ水分補給で痰を出やすく せきを誘発しないよう、部屋の湿度を60%前後に保ちます。痰が出やすいように水分をたぷり与えましょう。咳が苦しいときは状態を高くしてあげると呼吸がラクになります。
・抗生物質 ・鎮咳薬・去痰薬 ・気管支拡張薬 ・解熱鎮痛薬
入院治療も必要に。退院後も回復に時間が 症状が軽いと自宅療養も可能ですが、呼吸困難になると入院が必要。体力が戻るのに時間がかかるため、退院後も1週間は安静にしましょう。
0~1歳の赤ちゃんに多くみられる気管支炎の一つ。ゼロゼロ、ヒューヒュー、ゴロゴロという音が特徴です。せきの様子や音がゼンソクに似ているため、この名がついていますが、ゼンソクとは別物です。ゼンソクは、ハウスダストなどの吸入や風邪がきっかけになって発作性にヒューヒューする病気。一方、ゼンソク様気管支炎のほとんどは、かぜがきっかけのウイルス性気管支炎です。2~3歳ぐらいになると、ゼンソク様気管支炎も自然に治ってきます。
急性気管支炎|一般社団法人日本呼吸器学会 特発性間質性肺炎(指定難病85) 肺炎の概要 - 07. 肺と気道の病気 - MSDマニュアル家庭版