折元立身は、2001年のヴェネチア・ビエンナーレにて企画展に日本人で唯一選出されるな ど、 40年以上のあいだ国際舞台の前線で活躍してきたパフォーマンス・アーティスト。顔じゅうをフランスパンで埋め尽くした「パン人間」、認知症を患った母を作品に登場させた「アート・ママ」シリーズ等で注目され、地元川崎で開催された大規模個展がきっかけで、国内での評価がようやく高まるのが、作家が70歳を迎えた頃。本書は、個展を企画したキュレーターが長年の取材で綴る、不世出のアーティストの知られざる物語である。
折元立身 ポスター展 TATSUMI ORIMOTO POSTER EXHIBITION 2024.3.28[木]—4.14[日] |