家事こそ最高の脳トレ
どこからどういうふうに掃除をするか考えつつ、洗濯機に入れた洗濯物の状況を気にかけ、夕食のメニューを考えて・・・といったように、同時に複数のことをこなす家事は脳がフル回転。
ある目的に向かって物事を計画的に進めていく脳の働きを、実行機能といます。脳内でこれにかかわっているのが、創造や思考など知的な活動を担っている前頭前野です。買い物も料理をすることも、前頭前野の働きを刺激します。
好きな歌を熱唱しながら洗濯物干しや掃除などを行います。家事そのものも脳を活性化するうえ、歌っているときは記憶から菓子やメロディーを取り出す、音程を調整しながら発生するなど、脳内のいくつもの領域が働きます。
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毎朝同じ時間に起きてリズムをつくる
起きる時間が不規則な生活は、脳を活性化したり、やる気を出したりする脳内物質の分泌リズムを乱し、時差ボケのような状態に。朝は一定の時刻に起き、日光を浴びましょう。
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有酸素運動で脳を鍛える
運動は脳の血流を増やし、脳を活性化させます。特にウォーキングなどの有酸素運動は、記憶にかかわる海馬という脳内の領域に新しい神経細胞を生み出しやすくするといわれています。
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刺激と休息で能力アップ
多くの刺激(情報)が入り続けると、脳も疲れ果て、効率よく情報処理ができなくなります。適切な睡眠で休息をとることで脳は元気を取り戻し、再び懸命に働いてくれます。
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話す力は脳の力
人と話をするとき、脳は相手の話を理解する、相手の感情をくみ取る、言葉を選んで口に出すなど、さまざまなことを同時に処理しています。これが脳を広く、強く活性化させます。
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シャンプーをしながら食べたものを思い出す
洗髪時には腕や手を細かく動かすので、脳内で運動や動きにかかわる、面積の広い部分が活発になります。さらに今日一日食べたものを思い出してみましょう。簡単に思い出せる場合は、昨日、一昨日と、さかのぼってみましょう。
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散歩しながら引き算をする
外を歩くことは、筋肉だけでなく、視覚や聴覚なども刺激します。さらに、頭の中で100から7ずつ引く計算をします。なれたら、引く数を3や6に変えてみましょう。目に入ったものの名前をあげていくのも脳トレになります。
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