低金利ショップやリースの人気が高くなっても、やっぱり車をかうなら正規ディーラーという人は多いです。なんといってもアフターサービスは安心だし、何かと融通もききやすいから。そんなディーラーも「整備パック」を無料サービスさせたり、少しサービスも変わってきたようです。
整備パスポート無料 |
一定期間の点検費用を割安な値段で提供する「アフターサービス・パック」を採用するディーラーが目立ちます。たとえば、トヨペット系列のスマイル・パスポートは3年間の定期点検とエンジンオイルやフィルターの交換(半額)を含んで\31,500。これを無料サービスとして要求します。最初はつけなくていいといっておいて、値引き条件が煮詰まったところで「無料でつけるなら契約する」といいます。
BMWのサービスフリーウェイは最初から3年間無料でした。上位クラスの車だと5年間無料だったと思います。
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任意保険やJAFに入る |
最近、任意保険が自由化されて加入者の獲得競争がエスカレート。新車ディーラーも売り込みに力をいれています。そこで、新車の値引き交渉の武器にする手が有効になってきました。当初は「任意保険は他で入るつもり」といっておいて、交渉の土壇場で「値引きをここまでアップしてくれたら、おたくで任意保険を加入してもいいですよ」などと攻め込むと効果的。同様のやり方でJAFの入会をサービスしてもらっても。 |
営業所同士の競合はXXX |
同じディーラーの営業所を掛け持ちで商談するとどちらかがおりたり、値引きや下取り額をそろえてくることがあります。黙っていても営業所同士がコンピューターでつながっているため、ばれてしまうことも多いのです。この対抗措置としては、友人動因作戦が有効です。ほかの営業所の商談は友達にまかせて、いい条件が出たら本人が出て行って「実は・・・」とぶっちゃけ話をします。契約となれば、セールスマンもあまりうるさいことをいいません。 |
決算月の3月狙い |
決算月にあたる3月は、ディーラー側に年度内の売上を1台でも増やしたいという思惑があるので、「もってけ!ドロボー!」的な値引きが飛び出す確立が高い。3月末では遅いので、商談はキャンペーンがスタートする2月ごろから余裕をもって開始しましょう。 |
* サブディーラー
中古車専業店や整備工場などでも新車を販売。(メーカーにとらわれない店が多い)しているところがあります。こういう販売店を正規ディーラーに対してサブ・ディーラーと呼びます。もちろん、こうした店から新車を購入しても大きな問題はありません。品質の劣った車を回されることもないですし、保証などのアフターサービスも受けることができます。ただし、こと値引き条件に関しては正規ディーラーよりも不利になるケースが目立ちます。流通ルートがワンクッション増えるので、これが値引きにも影響してくるのです。もっとも、正規ディーラーよりもいい条件が出たという例もあるので、商談してみても損はありません。特に下取り車がある場合は有効です。
*週末商談会
今や新車ディーラーの休日オープンは常識。さらに新型発表会とか試乗会、商談会の名目で販売フェアを土日に開催しているケースも目立ちます。中には「そんなところにのこのこ出向いていくなんて、売り込み作戦にひっかかるようでシャク」という方も。しかし、ショールームに行けば、狙いの車の実物はもちろんのこと、試乗だってOK。キャンペーン用の映像も見ることができるし、あれやこれやとお土産もくれます。実際、新車購入作戦の第一歩としては実に効率がよいのです。
ここで大切なことは「ホット客」を印象づけること。これは業界用語で「買う意志の強い客」という意味。当然ながらセールスマンはホット客を狙って売り込みをかけてきます。ただし、最初の商談で今日だけの特別な条件なので決めたほうがいいとすすめられても、安易に契約はしないほうがいいでしょう。