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更新日: 2024年12月12日  




展示車のチェックポイント

最適なポジションがとれるかを確かめる

頭上や足元の余裕をチェック
RVならシートアクションのしやすさもためす。
運転席まわりのスイッチの使いやすさをみる。
いれる荷物を想定して、カーゴスペースの大きさをみる。


試乗時のチェックポイント
 展示車でのおさらいとユーザーの日常に近いシチュエーションでの走行でチェックすることが基本。できれば家族かよく乗る人で試乗する。バックでの駐車など細かな取り回しも忘れずに。運転のしかたも普段どおりにする。運転しながらのインパネ操作系、あるいは日差しなども含めた後席の居心地や快適性も要点のひとつ。チェックは実践型でないと意味がない。なお、試乗車とねらいの車が異なる場合は、事前にその違いを確認する。
 






 

車の選び方講座 【その他】

  ディーラーでは、室内と荷室の使い勝手に重点を置いてチェックすることになりますが、ここで重要なのは実際の使用を前提にしたチェックをすることです。例えば、居住性を見るならば、ドライバーは実際に運転するときと同じシートポジションにあわせます。複数のドライバーで使うならば、全員が最適なポジションがとれるか確認した上で、最も長身のドライバーの位置で後席の居住性を確認します。また、後席の居住性チェックでは、座り方と座りごこちにも配慮したいところです。きちんとした着座姿勢で長時間座っていられるならよいのですが、姿勢を維持しにくそうならば、崩した座り方でのスペースも確認しておいたほうがいいでしょう。
 荷室は現在使用中の車があるのなら、その車に乗せている荷物が入ることが基準です。積みおろしやすさも確認しましょう。


自動車車体

ミニバン

 マイカー選びではフルフラットと回転対座が欲しい機能の筆頭。確かに停車時の小屋としての機能では重要なポイントです。しかし、使い勝手のよさを求めるならば、注目はスライドシート。セカンドとサードシートの両方がロングスライドならベスト。
 ミニバンの床面の高さはおよそセダンのセンタートンネルの高さくらい。つまりセダンよりも20センチくらい高い。これはお年寄りや足の不自由な人には厳しい部分。ステップがあっても、直接シートに腰をおろせる車とは乗降性は別物。実車によるチェックは不可欠です。
 空気抵抗が大きく、車重もセダン系よりも重い。どうしても燃費が悪くなってしまう。高速長距離走行で燃費が伸びないのも悩みの種。そこで燃費がよいディーゼルの需要が多くなるわけです。ただし、ディーゼルは全開燃費が悪いので、パワーに余裕があるモデルを選びましょう。
 ハイエースは従来型ワンボックスレイアウトで新しい基準(GOAではない)をクリア。一概に劣るともいえませんが、やはりフロントエンジンやロングノーズ型と比べると、前面衝突安全性でハンデをおうのは否めません。また、安全は新しく開発されたものほど優れる傾向にあります。


ワゴン

 ワゴンのカーゴスペースの形はホイールハウスの出っ張りが少なく、平坦な床面の面積が広いこと。また、衝突安全性の点からも床面からバックレスト上端までの高さが大きいことも重要です。車の常備品を収納できる床下収納スペースが多いと、荷室をうまく整理できて使い勝手は一段と向上します。
 ワゴンの荷室をセダン以上に広く使うには高く積み上げることが必要です。トノカバー以下にするとセダンの半分から2/3くらいになってしまいます。可倒式リヤシートの多用途性がワゴンの利点になりますが、トランクに入らない大きな荷物を積まなければセダンのほうが優れています。


クーペ

 ドライバーの身長とスペースはドライビングポジションとの関係も深い。クーペの場合は、セダン系よりもややバックレストを傾けたポジションが標準的。この状態ならば余裕はないもの何とかなるはずですが、アップライトなポジションを好むドライバーは窮屈になってしまいます。


排気量

 必要充分という点では2Lでも不満はありません。ただ、2.5Lをラインナップするモデルは高級とかゆとりを売り物にしています。アッパーミドルクラスが2.5L以上を標準排気量にするのも高級を売り物にするからで、そのクラスに相応の魅力を求めるならば2.5Lがよいでしょう。
 高速を余裕で走るには、どのレベルを標準とするかで答えは全く違ってきます。また、車格によっても標準排気量が異なります。コンパクトクラスならば1.5L、ミドルならば1.8L、アッパーならば2Lは最低でも必要であり、とくに高速域での余裕を求めるならば1ランク上の排気量を選ぶことです。
 2L以下ならば4気筒、2L以上ならば6気筒が標準的な気筒数となっています。4気筒は内部抵抗や重量の点から燃費や実用性能で有利。一方、6気筒は高回転のパワーや振動面で有利です。こういった特性と気筒当たりの容量から、前述したような選び分けになります。


ワイドビュードアミラー

 外側部の曲率や角度を変えて水平視野を広くしているのがワイドビューミラー。死角が減って、安全性が向上します。確かに効果はありますが、遠近感が狂うことや視差に対して不自然なことが短所です。どうしても不自然さを感じる人は、ミラーを見るときだけちょっと片目をつぶるとよいでしょう。


トルク

 普通に走っている時の力強さがトルクです。同じ速度で同じ回転数ならば、そのときのトルクがおおきいほど加速性能に優れます。また、全開加速だけでなく、中間アクセルや踏み込んだ時のトルクも実用性能では重要。神経質ではなく、穏やかで力強い太いトルクが上質です。


最高出力(パワー)

 パワーは高回転域のトルクと言い換えることができます。つまり、パワーが大きくなるほど、高速域での加速の伸びがよくなります。いくら最大トルクが大きくても、パワーがないと高速の加速は鈍くなります。走りの柔軟性を高めるためにもパワーは重要です。


姉妹車

 姉妹車といってもまったく同じものから、細部のデザインを変更したもの、走行メカまで変更したものまで様々。表面的なデザインの違いだけならば、走行性能や実用性はほとんど変わらないので、価格や好みだけで選び分けてもよいでしょう。それ以上に違えば、一通りのチェックが必要です。


安全基準適合車

 危険度が低くなっているだけで、絶対的に安全な車などありません。基準も頻度が高く乗員に重大なダメージを与えるケースを中心にしているので、レアケースの安全性は保障されません。また、法的な安全基準は必要最低限のレベル。万全の信頼を置くには頼りないものです。


ターボ

 レベルとしては運転しやすくありません。ターボにもいろいろあり、自然吸気のような穏やかさとターボの力強さをうまく両立したものもあれば、急激に立ち上がるトルクで扱いにくいものもあります。よくてNA並のレベルなので、運転のしやすさや品のよい走りを求めるならばNA仕様が無難です。


4WD

 高速走行での案手にせいも4WDが寄与しますが、足回りがしっかりした車ならば2WDも4WDも大差ありません。一般的な用途で必要になるのは、やはり雪路走行。つまり、滑りやすい路面を走る機会が少なければ4WDは不要です。高価格や燃費の悪さなどのデメリットのほうが多いかも。
 一般走行では4WDは燃費や動力性能で不利。滑りやすい路面や悪天候での高速走行では4WDが有利です。適材適所で使い分けられるのがベストです。使い勝手のよさではフルタイム4WDが優れまうsが、パートタイム4WDでも走行中に切替ができればそれほど不便は感じません。
 従来型のパートタイム4WDは停車して切替を行います。クロカン用途にはよいのですが、これでは高速道路で横風や雨などの天候の急変に応じて4WDを使うことができません。一般用とでは悪天候高速走行の安定性が4WDのメリット。停車しなければ切替られないので価値も半減します。


リヤシート

 バックレストを前倒しするだけのシングルフォールディングと座面を引き起こし、バックレストを倒しこむダブルフォールディングが一般的。前者は使い勝手はよいのですが、容量の点では後者の効率がよいでしょう。ミニバンのサードシートはさらに多様です。気になる人は実車チェックが不可欠です。


スポイラー

 空力パーツはすべからく、高速走行での安全性や空気抵抗の減少が狙いです。しかし、これは建前。実際は単なるドレスアップパーツ。100km/h くらいの速度では、スポイラーに実利的な効果はありません。ただ、HB車のルーフスポイラーはリヤウインドウのよごれ防止に役立ちます。


AT

 スポーツモードATは、変速制御を切り替えるタイプとマニュアルシフトができるタイプがあります。マヌアルシフトができるタイプはスポーツドライビングで、MTに近い走りが楽しめるのが長所です。ただ、限界をトレースするような走りではやはり加減速や変速タイミングの微妙なコントロール性で劣ります。
 ゲート式ATは一般的なプッシュボタン式と異なり、ゲート式はジグザグパターンにより各ポジションに収まるように設計されているのでボタン操作なしでシフトできるのが特徴です。操作力も少なく、正確な操作がしやすいです。また、マニュアルセレクトで走る時にも扱いやすいのが魅力です。


リーンバーン

 混合気を薄くして、熱として逃げるエネルギー量を減らし、パワーと燃費を向上させるのが希薄燃焼エンジン。ただし、高負荷では理論空燃比になり、燃費も標準になります。希薄燃焼が可能な低負荷域では標準型エンジンに対して実燃費で1~5割くらい燃費が改善されます。


航続距離

 燃費で見落としがちなのが、航続距離です。航続距離が短いと頻繁に給油を行わなければなりません。できれば、長距離走行で一日の走行を無給油で行えるのが望ましいところです。観光シーズンの高速道路の給油渋滞にも巻き込まれず、長い航続距離は走り方の柔軟性も高めてくれます。


車酔い

 乗り心地のゆれ方が問題です。上下の動きでは、乗り心地の硬軟よりも、体のどこでゆれを感じるかが重要です。内臓をゆすられるようなゆれ方はダメ。また、ピッチングやローリングも頭を前後左右に振るのでダメです。ゆったりとしていて収まりのいい乗り心地の車を選びましょう。


車庫入れ

 最小回転半径とボディサイズに芽をうば我勝ちですが、ホイールベースや運転席から後ろの長さも注意。内輪差が大きいと幅のない曲がり角の扱いが難しくなります。後方が長いと後退時車両感覚や後輪周りの感覚がつかみにくくなります。狭い場所でバックの寄せが簡単なことが重要です。







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