子どもたちが未来から来たロボット、テトラと共に、異星人の侵略から地球を守るというSFファンタジー。監督は、これがデビュー作となるビジュアルエフェクト出身の山崎 貴。
少年たちの友情と勇気、そして少女への憧れというジュブナイル(児童読み物)の普遍的なテーマに、タイムトラベルや町の電気屋さん=天才物理学者というSF映画の約束事も押さえたガッチリとした構成のエンターテイメント作品。
マドンナ役の鈴木 杏をはじめ、子役たちの自然な演技で港町を走り回る子どもたちの生活感が、CGで合成されたロボットと異星人の戦いをたんなる絵空事にしていないあたりは、さすがにビジュアルエフェクトを知りつくした監督である。エンディングは『ドラえもん』ファンなら涙なしには見られないかも。 |