まるで“切子細工”のようなこのデザイン、「もしかして…」とピンときた方も多いはず。実は「kolmio」は、藤巻で不動の人気を誇る「革切子(R)」の技術を継承する職人たちが2021年に起ち上げたブランドなのだ。「先代の想いを次世代へ繋いでいきたい」という想いから、職人育成にも力を入れている。
「kolmio」は、フィンランド語で三角形のこと。「革切子は和をコンセプトにしていましたが、kolmioでは北欧のエッセンスを多く取り入れています」と語るのは、デザイナーであり職人の山崎美穂さん。「日本には鱗柄という伝統文様がありますが、北欧にもコルミオと呼ばれる三角模様があるんですよ。日本と北欧のデザインには通底する部分が多く、革切子の魅力を生かした新しいバッグを生み出せるのではと考えました」。 |