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1,221円 |
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1世紀から3世紀ころの地中海世界に誕生し、「古代キリスト教最大の異端思想」ともいわれる「グノーシス主義」が生み出した神話の主要なものを編成・紹介する。
グノーシス主義は、古代末期から近代にいたるまで、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教といった世界宗教や、神学、哲学、神秘主義思想、科学史といった領域において、「裏の文化」として連綿と影響を及ぼし続けた。また、近現代の世界文学、深層心理学、現代哲学や表象文化のなかにも、その影響は見て取ることができる。
にもかかわらず、日本では、グノーシス主義が生み出した本文そのものをまとまった形で紹介した書物は少ない。本書は、1945年にエジプトで発見されて宗教界にセンセーションを起こしたグノーシス主義の基本文献「ナグ・ハマディ文書」のエッセンスとともに、その影響の強いマンダ教、マニ教の教典の主要な断章を抜粋し、人間と世界の起源と運命を解き明かそうとする神話的思考の全貌に迫る。
1999年および2011年に岩波書店より刊行された同名書籍の文庫化。 |
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平高史也/古石篤子 慶應義塾大学出版会 2005年09月02日頃 |
4,400円 |
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慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の外国語教育は、「インテンシブ」によって短期間で実力を培い、実践的言語運用能力を強化するテーマ別の「スキル」や、現場を体験する「海外研修」でそれを補い、「コンテンツ」で外国語を知的に運用する訓練を施すシステムを採用している。本書ではSFCの事例をもとに、1英語一辺倒に流れることなく、多くの語種の使い手を養成しようとする多言語主義の考え方、2コミュニケーションツールの開発・拡張としての外国語学習、3研究や専門領域の開拓に資する外国語教育について紹介する。 |
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