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安藤優一郎 日経BP 日本経済新聞出版 2023年12月05日頃 |
990円 |
人文・思想・社会 |
街道が歴史を生み、
歴史が街道をつくってきた。
人々の営みの陰で栄えた土地、廃れた町。
ようこそ、歴史が織りなす街道の旅へ。
道は人生に喩えられることも多いが、日本史を紐解いていくと、道、つまり街道を舞台に歴史が生まれる場面に幾度となく遭遇する。だが、街道が歴史を生むだけではなく、歴史が街道を作ることも少なくない。
例えば、五街道の代表格である東海道は江戸と京都を結ぶ街道という印象が強いが、それは江戸に幕府が開かれてからのイメージに過ぎない。それまで、東海道は幕府が置かれた鎌倉と京都を結ぶ街道としての印象が強かった。しかし、徳川家康が江戸に幕府を置くことで、東海道は江戸と京都を結ぶ街道に変身する。また、我々がイメージする東海道の難所と言えば箱根峠だが、実は箱根峠を越えるルートは、もともとは東海道の本道ではなかった。本道は、足柄峠を越えるルートである足柄路だったのだ。江戸市中にも大量の火山灰が降ったという宝永の富士山の大噴火が本道を箱根路に変更させたことで、地域が変貌していく。
本書は、定評ある歴史研究者が、全国の街道と我々になじみの深い歴史とを重ね合わせ、様々なエピソードと新たな発見とともに綴る書き下ろし歴史ノンフィクション。五街道はもとより、熊野古道、伊勢参道、四国お遍路の道など、日本の歴史文化遺産ともいえる様々な道に秘められた歴史を明らかにしていく。 |
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1,166円- |
新書 |
新大陸「発見」以降、世界中の人や物が頻繁に往来する結節点となってきたアマゾン。そこは、「人跡未踏の静謐な秘境」ではなく、欧米各国や日本など、各時代の列強の欲望が交錯し、激しい覇権争いが繰り広げられる開発のフロンティアであり続けてきた。そのグローバルな移植民の歴史を俯瞰し、従来のイメージを大きく覆す。 |
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