カール・リヒターが生誕100周年を迎えるのを記念して、カタログを代表する作品集の内容をさらに拡充させた『バッハ:宗教作品集―New Expanded Edition―』がドイツ・グラモフォンより発売されます。バッハの宗教音楽の傑作、『マタイ受難曲』『ヨハネ受難曲』『クリスマス・オラトリオ』『マニフィカト』『ミサ曲ロ短調』の全作品がCD 11枚とブルーレイ・オーディオ1枚、そしてそれらより後に演奏された『マタイ受難曲』『ヨハネ受難曲』『ミサ曲ロ短調』が収められたDVD4枚のセットに、モテット3曲のライヴによるラジオ録音を収めたCD1枚と、ルター派教会暦の主日および祝祭日に沿って構成された75曲のカンタータが収録されたとブルーレイ・オーディオ2枚が新たに加わりました。すべて24-bit/192kHzでのリマスタリングです。これらのバッハの重要なモテット3曲がCD化されるのは初めてで、これはリヒターのバッハ解釈を知る上で手がかりとなる貴重な録音です。ライプツィヒの伝統に根ざしながら明らかに独自の個性があるリヒターの演奏は、構築的な明晰さと強い表現力、そして深い精神性を兼ね備えています。今なおその魅力は失われず、その後のバッハ解釈が進展してもその価値は衰えていません。リヒターはミュンヘン・バッハ合唱団、ミュンヘン・バッハ管弦楽団とともに、20世紀におけるバッハ解釈の金字塔の一つともいえる、独自の音楽世界を築き上げました。マリア・シュターダー、ヘルタ・テッパー、フリッツ・ヴンダーリヒ、エルンスト・ヘフリガー、クリスタ・ルートヴィヒ、グンドゥラ・ヤノヴィッツ、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ペーター・シュライアーなど、同世代を代表する歌手たちと共演しています。
エッセイ、全曲目リストの他、アルファベット順および作品番号順の索引が収められた、2冊のブックレット付き。
|